ラバーズロック②〈90年代〉5選

レゲエ
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〈連想第45回〉

80年代にUKを中心に隆盛したラバーズロックは、90年代に世界的に認知度を高めていき、1ジャンルとして定着します。

特に90年代前半は名アーティスト、名曲が目白押しで、今に直接的に受け継がれる基盤が出来上がりました。

今回はそんな90年代のラバーズロックから5選します。

1 Leroy Mafia – Finder Keeper(1991)

優しく温かみのある歌声と歌唱が胸にグッとくるシンガー「リロイ・マフィア」。

UKラバーズのレーベル「マフィア・アンド・フラキシー」からのアーティストで、この曲は代表曲の一つです。

「マフィア・アンド・フラキシー」は、「シュガー・マイノット」をはじめ、「グレゴリー・アイザック」、「バリー・ブラウン」、「フレディ・マクレガー」など、ジャマイカのラバーズシンガーとしても名高いたくさんのアーティストをプロデュースしている、ラバーズの名門レーベルです。

この曲は、そんな「マフィア・アンド・フラキシー」からリリースされたデビューアルバム「finder keeper」からの同名シングル曲です。

2 Lloyd Brown & Tippa Irie – It’s A Love Thing

共に80年代から90年代にかけて活躍したUKのシンガーとdeejay、「ロイド・ブラウン」と「ティッパ・アイリー」です。

リリース年は不明ですが、サウンド的には80年代後期から90年代初期だと思われます。

この曲は、楽しくごきげんでありながら、切なくノスタルジックでもあり、グッと胸に迫るものがあるラバーズ・ロックの超名曲です。

いかつい角刈りのロイド・ブラウンが美しく歌い、そこに合いの手を入れるコミカルなティッパ・アイリーのトースティングが、ごきげんなのに泣けます。

素晴らしいライブ映像もあるので両方リンクします。

3 Calvin – 2.Am(1990)

詳細不明のUKのシンガー「カルヴァン」。

こういうあまり知られていない詳しいことがわからないかっこいい高クオリティなアーティスト存在がそのジャンルの奥深さを物語っています。

「よく知らないけどめちゃめちゃかっこいい!」という感じでテンション上がります。

この曲は「after 2.am」というアルバムに収録されているシングル曲です。

4 Peter Hunnigale – Mister Vibes(1991)

前回の80年代編に続きピーター・ハンニゲイルの登場です。

ピーター・ハンニゲイルは全年代で活躍し、いずれも名曲だらけなので外すことができません。

この曲は、アルバム「mr vibes」に収録されている同名シングル曲です。

5 Anthony Rich – Morning After(1991)

知名度は低いですが、とても良い曲を残しているUKのシンガー「アンソニー・リッチ」です。

以前も同じことを言いましたが、こういう無名にも関わらずハイクオリティなアーティストや曲の存在が、そのジャンルの奥深さ、底の深さになっているんだな、と感じます。

今回は90年代のラバーズ・ロックを5選しました。

ここで、次回は少しこれまでと違った趣向で、ラバーズ・ロック特集をしてみようと思います。

どういうものかと言うと、リリース年など簡単な情報のみの10曲分くらいのトラックリストを記載して、以下文章なしのリンクのみ連続して貼り付け、ミックスを聞く感覚でどんどん聴いていく、という感じです。

ラバーズロックは名曲が多すぎるのと、連続してまったり聴きたくなるな、と思い試しにやってみようと思いました。

いずれは自分で作ったミックスもアップしたいと思っています。

というわけで次回は、ラバーズロックを10連発します。